SNSを見ていた時、50代の女性の投稿が流れてきた。
生活や税金のことを考えて、再婚を決意したという内容だった。
お相手のことを「好き」というより、「生活のため」という気持ちが強いように見えて、少し考えさせられた。
もちろん、人それぞれ事情があるし、外から見えるものだけでは分からない。
だから、その人を否定したいわけではない。
ただ、その投稿を見ながら、ふと昔の自分を思い出した。
50代の頃、老後がとても不安だった
振り返ってみると、私自身も50代の頃が、もしかすると一番「老後」が不安だった気がする。
離婚は自分で決めたことだった。
後悔していたわけではない。
それでも、長く結婚生活をしていると、誰かが家にいる安心感や、「妻」という立場の居心地の良さを思い出す瞬間があった。
だからあの頃は、もう一度結婚したいという気持ちが強くなった時期もある。
今思えば、それは恋愛というより、「これから先の人生への不安」を埋めたかったのかもしれない。
何か保険のようなものが欲しかった。
一人で歳を重ねていく怖さを、少しでも軽くしたかった。
それでも、今の私は違う考えになった
だから、SNSで見かけた女性の気持ちも、分からないわけではない。
でも、そこを通り過ぎて今の自分がある。
結局私は、「誰かに安心をもらう」より、「自分で生活を作っていく力」が、自分を一番安心させるのだと感じるようになった。
特別な才能があるわけじゃない。
学歴があるわけでもない。
離婚して、子どもを2人育てて、その時その時で必死に働いてきただけ。
でも、その積み重ねは、自分が思っていた以上にちゃんと力になっていた。
50代って、まだまだ働けるし、新しいことも始められる年齢だと思う。
これから先、20年、30年、もしかしたら40年あるかもしれない人生。
誰かに安心を預けるより、自分で自分の人生を楽しめたら、それはすごく自由で幸せなことなんじゃないかなと思う。
50代の頃、不安だった自分がいたからこそ、今の私はそう思えるのかもしれない。

