母との関係を振り返って思うこと

自分

最近、自分の過去を振り返る時間が増えた。

母との関係を思い出すたびに、私はずっと「何かがおかしい」と感じながら育ってきたのだと思う。

子供の頃から、母はよく 「姉があなたの悪口を言っている」 と私に伝えてきた。

でも実際の姉は、ずっと一貫して優しかった。

私は長い間、 「母が言うことは本当なのか」 「でも姉はそんな人には見えない」 という矛盾の中で混乱していた。

そして、いつの間にか姉に対しても警戒心を持つようになっていた。

記憶を疑わされる苦しさ

最後に母と大きく口論になった時、私は思い切って聞いた。

「なぜそんな話ばかり私に聞かせたのか」

すると母は、とても真剣な顔で、 「そんなこと一切言ったことがない」 と言い切った。

その瞬間、自分の記憶の方がおかしいのかと思って混乱した。

でも、私は母からそういう話を聞かされるたびに、その日のうちに娘へ話していた。

後になって娘に確認すると、 「間違ってない。毎回その日に聞いていた」 と言われた。

その時、自分の感覚は狂っていなかったのだと、少しだけ安心した。

母から逃げるように離れたこと

母は親戚に、 「お金目当てで、ソリンに殺される」 と言いふらした。

認知症ではない。

だから周囲も完全には信じ切れず、半信半疑のまま母を保護した。

私はその状況に耐えられず、富山へ逃げた。

当時はとても傷ついた。

でも今振り返ると、あれは私にとって「解放」でもあったのだと思う。

それまで私は、 「嫌いでも、子供として責任を果たさなければいけない」 と自分を縛っていた。

だけど離れたことで、 「私は母が嫌いなんだ」 と正直に認められるようになった。

その瞬間、少し呼吸ができるようになった気がした。

一番怖いこと

今、一番怖いのは、 自分も娘達を傷つけてしまったことだ。

私は母のようになりたくなかった。

でも、自分のストレスや混乱を娘達へぶつけてしまった場面を、今でもいくつも思い出す。

それは「しつけ」ではなかったと思う。

不安や怒りを、そのまま子供へ流してしまっていた。

母にされて嫌だったことを、自分も繰り返してしまった。

償いについて考える

どう償えばいいのか、正直わからない。

娘達はもう、私と旅行へ行きたいとは思っていないだろう。

無理に距離を縮めようとすると、また負担をかけてしまう気もする。

だから今は、 「これ以上傷つけない」 ことを大切にしたい。

感情をぶつけない。

支配しない。

期待を押し付けない。

そして、できる範囲でお金を残してあげたいと思っている。

それで過去が消えるわけではない。

でも少なくとも、 「自分の苦しみを子供へ流し続ける」 ことだけは止めたい。

今の気持ち

私は長い間、 「母がおかしいのか」 「自分がおかしいのか」 わからなくなっていた。

でも今は少しずつ、 自分の感覚を信じてもいいのかもしれないと思い始めている。

完全に整理できる日は来ないかもしれない。

それでも、 自分の人生を母中心ではなく、 自分自身の感覚へ戻していきたい。

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